悲喜交々の、優しい響き
毎年おなじみ、年の瀬のこうひい。今年もまた、いろいろな日の、いろいろな瞬間が積もりました。悲喜交々の味わいに、ふうとひと息つきまして、なるべく優しい気持ちで暮れていきたいものですね。
今季の星々は、肩の力が抜けた感じの深やきに。チョコパイとかルマンドなんかとよく合うと思います。朝ならバタートースト、ケーキならたぬきケーキがぴったりかもしれません。なんにしても、おいしいですよ。
＊受注はクリスマスごろまでの予定です。
＊粉をご希望の方は、備考欄にご記入ください。
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あんまり高く 見上げたら
お首が痛く なりますヨ
あんまり遠く 見上げたら
そこらの段差で こけますヨ
慣れないことは 無理をせず
明日のことは 明日にね
まっくらくらくら 星ひとつ
歩くあなたも 星なのヨ
あんまり長く 見上げたら
鼻先つんと 冷えますヨ
あんまり深く 見上げたら
そのまま空に 落ちますヨ
寒い夜には 無理をせず
燗でもつけて あたたかく
こたつとろとろ 星ひとつ
眠るあなたも 星なのヨ
星をさがして 見上げたら
鼻水ひとつ 光ったヨ
なんだこれが 星なのか
流れ星だと 喜んだ
――「星々」（彦井洋白『古歌小唄』より）
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